世界最小の哺乳類の一つといわれる「東京尖鼠(トウキョウトガリネズミ)」。絶滅危惧種に認定され、その生態は未だ多くの謎に包まれている神秘的な生き物です。
この名前の由来もまた興味深く、1903年にホーカー氏が北海道で発見した際、標本ラベルにYezo(蝦夷)と記載すべきところを誤ってYedo(江戸)と表記してしまったという歴史的なエピソードから生まれました。
<哺乳類シリーズ第三弾として誕生>
LOTハンドメイドルアーでは、これまでBT川鼠(カワネズミ)やBT Cidre35針鼠(ハリネズミ)といった制作事例の少ない哺乳類をリリースしてきました。今回はその第三弾として、東京尖鼠の生態のユニークさと歴史的背景の興味深さに魅かれ、BT東京尖鼠60の制作に至りました。
<LOT独自の「リアル」への極限追求>
エアブラシを封印した職人技法
LOT流の「リアル」を追求するため、エアブラシは一切使用せず、「焼き目技法」「手書き技法」「切り絵技法」という複数の手作業技法を駆使
何千回に及ぶ毛並み表現
毛並みのリアルな質感を再現するため、ボディに焼き目技法や手書き技法を何千回も施した圧巻の仕上げ
繊細な指表現
手足のリアルな指表現のために、繊細な切り絵技法に彩色を加えながら一本一本丁寧に表現
こだわりのディテール
・ヒゲ:左右合計20本を手作業で埋め込み
・尻尾:本革を採用したリアルな質感
・その他細部に至るまで妥協なき追求
機能美を追求した専用BTリップ
リアルな表現だけでなく、実用的なアクションも重視。長年の経験をもとに水面でのアクションをイメージしながら、流線的なフォルムとBT東京尖鼠60専用のBTリップを開発しました。
職人汐瀬聡が大切にしている「機能美への追求」というブランドコンセプトを、この小さなボディにも完璧に込めています。
製品仕様
サイズ・重量
60mm / 約7.5g(フック込)
素材
・本体:バルサ材
・テール:本革
・リップ:ポリカーボネート
・コーティング:セルロース